コンサルタントは、考え抜くのが仕事です。
考え抜くのは、体を使った作業とは別の意味で大変です。
しかし、現場の方は、考え抜く仕事をやったことがないので、
「コンサルタントは(考える仕事は)、楽でいいよなぁ~」
「あんな高い給料もらって」と思っています。
また、コンサルタントはなんでもできて、
なんでも知っているスーパーマンと勘違いしています。
たとえば、規則も熟知し、作業も早いといった具合に。
そのような状況の中、
リーダシップを発揮し、成果を上げるには、
より早く現場に入り込むことが必要です。
前職の現場での経験を踏まえ、
現場への溶け込み方をまとめたものをご紹介いたします。
1. とにかく接する時間を増やせ
一緒にいる時間が長ければ、長いほど、親しみは湧いてきます。
昼食、休憩などは、現場の人とともに時間を過ごし、
接する時間を増やしましょう。
2. いつでも見られていると思え
コンサルタントの一挙一動を現場の人は見ています。
ちょっとしたおしゃべり、タバコ休憩などは、
現場からの不評を買いかねません。現場に入り込むまでは、
ちょっと早く歩いたり、おしゃべりを我慢したり、
普段の20%アップの行動力と我慢が必要です。
3. ルールは絶対に守る
皆さんは、ルールを作る側の人間です。
そんな人たちがルールを破っていたら、
現場からの信頼を得ることはできません。
とにかく、ルールを絶対に守りましょう!
これができないと、仕組みの運用は徹底されません。
![スクリーンショット-2017-10-20-0.48.00 なぜ、昔は会社のためにと働いたか?](https://opelabo.com/oplb/wp-content/uploads/2020/12/スクリーンショット-2017-10-20-0.48.00.png)
4. 弱みを見せろ
完璧な人間はいません。
分からないことは分からない、
できないことはできないとはっきり伝え、
「教えてください」と頭を下げましょう。
学ぶ姿勢を持ち、真摯に取り組めば、
弱みは信頼につながります。
5. 現場の大変さを共感せよ
目標もなく、毎日同じ仕事をするのは、とても大変です。
ルーチンワークには、ルーチンワークの大変さがあることを理解し、
現場の大変さを共感しましょう。
6. 現場が楽になることを考えよ
まずは、現場が楽になることを考え、すぐに手を打つことです。
とにかくすぐやることが大切です。
初回の訪問で大変なことを聞き出し、解決してあげれば、
コンサルタントの意見にも耳を傾けてくれます。
7. 同じ目標を持ち、一緒に汗をかけ
本当の信頼関係は、一緒に難しい問題に取り組み、
一緒に汗を流したときに生まれます。
たとえば、厳しいプロジェクトをやったときなど、
同じ目標のもとで一緒に仕事をした仲間は
いつまでも信頼関係ができるものです。
![スクリーンショット-2017-10-20-0.46.27 改善案の実行](https://opelabo.com/oplb/wp-content/uploads/2020/12/スクリーンショット-2017-10-20-0.46.27-1.png)